占い
本命星は1月1日には変わりません|立春の境目
自分の本命星を調べてみたら、友だちが見ていた早見表と1つずれていた——。九星気学では、この「ずれ」がとてもよく起こります。しかも、間違えているのはたいてい表のほうでも、あなたの記憶のほうでもありません。
原因は、九星気学の1年が1月1日から始まっていないことにあります。ここを知らないまま調べると、1月生まれと2月初旬生まれの方は、ほぼ確実に別の星を見てしまいます。

九星気学の1年は、立春から始まります
九星気学は、古代中国の易を源に、日本では大正時代に体系化された占術です。そこで使う暦は、いまのカレンダーではなく二十四節気にもとづいています。1年の始まりは元日ではなく、春の入り口である立春です。
ですから、1月1日を過ぎても星はまだ変わりません。立春を迎えて、はじめてその年の星に切り替わります。たとえば1月20日に生まれた方は、暦のうえではまだ前の年にいることになります。
1月1日〜立春の前日に生まれた方の本命星は、生まれた年の1つ前の年で数えます。
節分に豆をまく日を思い浮かべると、感覚がつかみやすいかもしれません。節分は「季節を分ける日」、つまり立春の前日です。豆まきが終わって次の日から、九星気学の新しい1年が始まる——そう考えるとしっくりきます。
同じ考え方は四柱推命など、東洋の暦を使う占術に共通しています。生まれ年の干支が2月から切り替わるという話を聞いたことがあれば、それとまったく同じしくみです。
立春の日は、年によって動きます
ここでもう1つ、見落とされやすい点があります。立春は「毎年2月4日」と覚えられがちですが、固定された日付ではありません。地球が太陽をまわる周期が365日ちょうどではないため、1日ほど前後します。
近年の実際の日付を並べると、動きがはっきりわかります。2021年の立春は2月3日でした。これは124年ぶりのことで、前日の節分が2月2日になったと話題になった年です。その後も2025年・2029年が2月3日にあたります。
| 生まれた年 | 立春の日 |
|---|---|
| 1984年まで | 2月5日の年がある(最後の2月5日は1984年) |
| 1988年〜2020年 | すべて2月4日 |
| 2021年・2025年・2029年 | 2月3日 |
| 上記以外 | 2月4日 |
つまり、2月3日・4日・5日に生まれた方は、その年の立春がいつだったかで星が変わります。「2月4日生まれだから今年の星」と一律に決めてしまうと、答えを取り違えることがあります。

境目に生まれた方の、具体的な例
言葉だけでは伝わりにくいので、実際の日付で見てみましょう。いずれも本サイトの計算で使っている検証済みの例です。
| 生年月日 | 本命星 | 理由 |
|---|---|---|
| 1985年2月3日 | 七赤金星 | 立春(2月4日)の前日 → 1984年で数える |
| 1985年2月4日 | 六白金星 | 立春当日 → 1985年で数える |
| 2021年2月2日 | 七赤金星 | 立春(2月3日)の前日 → 2020年で数える |
| 2021年2月3日 | 六白金星 | 立春当日 → 2021年で数える |
| 1964年2月4日 | 一白水星 | この年の立春は2月5日 → 1963年で数える |
| 1964年2月5日 | 九紫火星 | 立春当日 → 1964年で数える |
1985年の2つの例は、たった1日違いで星が変わっています。1964年の例はさらに紛らわしく、2月4日生まれなのに前年あつかいです。この年の立春が2月5日だったからです。
なお、立春当日に生まれた方には、もう1つ知っておいていただきたいことがあります。立春には日付だけでなく時刻があり、たとえば2021年は2月3日の23時59分でした。そのため、日で区切る流派と、時刻で区切る流派があります。当日生まれの方は、調べる場所によって星が前後することがあります。
- 1月生まれ → かならず前の年で数えます
- 2月1日〜2日生まれ → ほぼ前の年です(2021年など立春が2月3日の年のみ注意)
- 2月3日〜5日生まれ → その年の立春を確かめてください
- 2月6日以降 → その年の星でだいじょうぶです
自分の星を確かめる手順
ここまでを踏まえると、確かめかたは3つの段階に分かれます。手で計算する場合は、この順番を守ってください。
- ① 生まれた年の立春が何日だったかを調べます
- ② 生まれた日が立春より前なら、年を1つ戻します(これが「気学年」です)
- ③ その気学年から本命星を求めます
手順②を飛ばすと、境目生まれの方はここで答えがずれます。早見表と結果が合わないときは、たいていこの1段階が抜けています。
とはいえ、立春の日付を年ごとに調べるのは手間です。本サイトの九星気学は、この境目の処理まで含めて自動で判定します。生年月日を入れるだけで、立春の前後を判断したうえで本命星をお伝えします。
生まれた月から導く「月命星」も、同じように節入りで区切ります。こちらは毎月の節気が基準になるので、月の初めに生まれた方は同じ注意が必要です。結果画面では、本命星と月命星をあわせて読み解いています。
東洋の暦をつかう占いをもう少し味わってみたい方には、宿曜占星術もおすすめです。こちらは月の運行をもとにした、また別の切り口の占いです。
九星気学は長く受け継がれてきた東洋の占術であり、性格や運勢を科学的に証明するものではありません。年や月の区切りを節入りで考えるため、境目のお生まれの方は流派によって星が前後することがあります。結果はあなたを決めつけるものではなく、自分を新しい角度から見つめるためのヒントとしてお楽しみください。