占い
星座の期間は一つずつ長さが違います
星座占いの説明で「ひとつの星座はおよそ1ヶ月ぶん」という言い方をよく見かけます。12で1年を割るのですから、たしかにそう聞こえます。
けれど区切りの日付を実際に数えてみると、ひとつずつ長さが違っていました。

29日から32日までばらついています
この診断が使っている区切りで、星座ごとの日数を数えるとこうなります。
| 星座 | 期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 牡羊座 | 3月21日〜4月19日 | 30日 |
| 牡牛座 | 4月20日〜5月20日 | 31日 |
| 双子座 | 5月21日〜6月21日 | 32日 |
| 蟹座 | 6月22日〜7月22日 | 31日 |
| 獅子座 | 7月23日〜8月22日 | 31日 |
| 乙女座 | 8月23日〜9月22日 | 31日 |
| 天秤座 | 9月23日〜10月23日 | 31日 |
| 蠍座 | 10月24日〜11月22日 | 30日 |
| 射手座 | 11月23日〜12月21日 | 29日 |
| 山羊座 | 12月22日〜1月19日 | 29日 |
| 水瓶座 | 1月20日〜2月18日 | 30日 |
| 魚座 | 2月19日〜3月20日 | 30日 |
合計はきちんと365日。平年の1年ぶんです。けれど中身は29日から32日まで、四段階に分かれていました。
- 32日 — 双子座
- 31日 — 牡牛座・蟹座・獅子座・乙女座・天秤座
- 30日 — 牡羊座・蠍座・水瓶座・魚座
- 29日 — 射手座・山羊座
いちばん長いのが双子座の32日、いちばん短いのが射手座・山羊座の29日。その差は3日です。
12で割った30日ちょうどの星座は、ひとつもありません。
表をながめて、もうひとつ気づくことがあります。切り替わる日が、どれも月の20日前後にそろっていることです。
実際に数えると、12個の変わり目はすべて19日から24日のあいだに入っていました。1日から始まる星座はひとつもありません。
これは、この区切りが暦の月ではなく春分を起点にしているからです。1年でいちばん最初に来るのは牡羊座で、始まりの3月21日は春分のころにあたります。そこから空を12等分して割りふっていくので、月の変わり目とはずれた場所に線が引かれます。
起点が春分だという証拠は、表のほかの場所にも残っています。四つの星座の始まりが、季節の節目とぴたりと重なっているのです。
- 牡羊座 — 3月21日ごろ(春分)
- 蟹座 — 6月22日ごろ(夏至)
- 天秤座 — 9月23日ごろ(秋分)
- 山羊座 — 12月22日ごろ(冬至)
春分・夏至・秋分・冬至。1年を四つに割る点が、そのまま星座の変わり目になっています。残りの八つは、その間を埋めるように置かれています。
「◯月生まれだから◯◯座」と覚えていると、月の前半と後半で星座が変わることに気づきにくくなります。月ではなく、20日前後の線を境に切り替わる、と覚えておくと間違えません。
生まれる人の数も、少し違います
日数が違うということは、そこに生まれる人の数も違うということです。
かりに1年のどの日にも同じだけ生まれるとすれば、双子座になる人は32日ぶん、射手座になる人は29日ぶん。比べると1割ほどの差になります。
もちろん実際の出生は季節でかたよりますから、この計算どおりにはなりません。それでも「12星座は同じ人数ずつ」ではない、というのは確かです。
星座の人数がそろっていないというのは、血液型や干支のような、はじめから数が決まっている区分とは違うところです。空の動きを暦に写した結果として、こういう凸凹が残っています。

うるう年の1日は、魚座のものです
4年に一度、2月に1日だけ足される日があります。この日は、どの星座に入るのでしょうか。
区切りを見ると、水瓶座は2月18日まで。翌日の2月19日から魚座がはじまります。ですから足される2月29日は、魚座の中に入ります。
うるう年には魚座だけが1日長くなり、30日から31日になる、ということです。ほかの11星座は変わりません。
ささいなことですが、4年に一度この星座だけが少し得をしている、と思うと少し楽しくなります。
なぜ長さが違うのか
では、どうして同じ長さにならないのでしょうか。理由は空のほうにあります。
この区切りは、空を12等分した目盛りを太陽が通り過ぎる期間です。目盛りの幅は等しいのに、通り過ぎる速さが一定ではないのです。
地球が太陽をまわる道は、きれいな円ではなく少しつぶれた輪になっています。太陽に近いところでは速く動き、遠いところではゆっくり動きます。そのぶん、空での太陽の見かけの進みかたも変わります。
地球が太陽にいちばん近づくのは1月のはじめごろ。このあたりは速く通り過ぎるので、期間が短くなります。実際、いちばん短い射手座・山羊座は、ちょうどその時期をはさんでいます。
反対に、いちばん遠ざかるのは7月のはじめごろ。ゆっくり動くので期間が長くなります。いちばん長い双子座と、その次に長い星座が並ぶのは、まさにこのあたりです。
表の凸凹は気まぐれではなく、地球の道すじがそのまま写ったものだった、ということです。
暦の区切りかたにはほかにもいろいろあります。月の満ち欠けで見る月相占い(月の満ち欠け)や、十干十二支で年を数える干支占い(十二支)とくらべてみると、同じ1年でも切り分けかたがずいぶん違うことがわかります。
星座と性格の関連は、科学的に確認されたものではありません。この診断は娯楽としてお楽しみください。なお区切りの日付は流派や計算方式によって前後することがあり、ここではこの診断が採用している一般的な区分で数えています。