性格診断
全部同じ答えを選ぶと、タイプは決まりません
性格診断の途中で、質問の意味がだんだんわからなくなってくることがあります。そういうとき、とりあえず全部「どちらかといえばそう思う」で埋めてしまう——気持ちはとてもよくわかります。
ただ、その選びかたをするとタイプが決まりません。適当に答えたから精度が落ちる、という話ではありません。計算のしくみ上、きれいに引き分けになるのです。

24問は「4つの軸 × 6問」でできています
この診断の24問は、ばらばらに並んでいるわけではありません。外向・内向、感覚・直観、思考・感情、判断・知覚という4つの軸に、それぞれ6問ずつ割り当てられています。
答えは5段階で、点数にすると0から4です。ですから1つの軸に集まる点数は、6問×4点で24点。これがどの軸でも変わらない上限になります。
大切なのは、この24点が二つの極で分け合う形になっていることです。たとえば外向に18点入れば、内向は自動的に6点になります。片方が増えれば片方が減る。合計は必ず24のままです。
同じ軸の6問が、生活のいろいろな場面から選ばれている点も見逃せません。職場のことばかり、友人関係のことばかりに偏らないよう、1つの軸につき最低3種類の場面をまたぐように組まれています。同じ人でも、場面によって出る顔が違うからです。
半分は、わざと逆向きに書かれています
ここからが今日の本題です。ある軸の6問のうち、3問は片方の極へ、残りの3問は反対の極へ向かうように書かれています。
たとえば外向・内向の軸なら、「初対面の人が多い場でも楽しめる」といった外向寄りの文と、「ひとりで過ごす時間で元気が戻る」といった内向寄りの文が、同じ数だけ混ざっています。
だから「全部そう思う」を選ぶと、外向に入った点と内向に入った点が同じになります。24点を半分ずつ分け合って、12対12の引き分けです。
しかもこれは「全部4点」に限った話ではありません。0でも1でも2でも3でも、同じ値でそろえたら必ず引き分けになります。実際に計算すると次のとおりです。
| すべての問いに選んだ答え | ある軸の点数 | 結果 |
|---|---|---|
| すべて0点 | 12対12 | 引き分け |
| すべて1点 | 12対12 | 引き分け |
| すべて2点 | 12対12 | 引き分け |
| すべて3点 | 12対12 | 引き分け |
| すべて4点 | 12対12 | 引き分け |
これは偶然ではなく、そうなるように作られています。質問紙にはもともと、内容にかかわらず「はい」と答えやすくなる癖が入りこみます。逆向きの文を同じ数だけ混ぜておくと、その癖が両方の極に等しく乗るので、結果を押し流さずに済むのです。
つまり、同じ答えを並べたときに何も出てこないのは、診断が壊れているのではありません。ちゃんと働いている証拠です。

「50パーセント」という数字の意味
結果画面では、軸ごとに強さが百分率で表示されます。ここで一度も見かけない数字があります。0パーセントです。表示されうるいちばん小さい値は50で、それより下はありません。
理由はもうおわかりだと思います。決まったほうの極は必ず半分以上を取っているので、12点を24点で割った50パーセントが下限になるのです。上限は全問がそちらへ振り切れた100パーセントです。
取りうる値は連続していません。6問で刻むので、50から100までの13段階だけです。
- 50・54・58・63・67・71・75・79・83・88・92・96・100
ですから「50パーセント」と出たら、それは弱いという意味ではありません。どちらとも決まらなかったという意味です。そのときは結果画面にも、均衡している旨のことわりが添えられます。
逆に96や100が出たなら、その軸についてはかなりはっきりした傾向がある、と読めます。4文字のうちどこが強くてどこが弱いのかを見ると、同じタイプの人どうしでも違いがあることに気づけるはずです。
迷ったときの答えかた
では、本当に迷ったときはどうすればよいのでしょうか。おすすめは、真ん中を選ぶことです。
真ん中は「どちらでもない」を意味し、両方の極へ同じだけ点が入ります。その問いはそっと脇へ置いて、はっきり答えられた問いに判断を任せる、という形になります。無理にどちらかへ寄せるより、結果はかえって素直になります。
- 理想の自分ではなく、ここ最近の自分で答える
- 職場の顔か、家での顔か。迷ったら「素でいられる場面」を思い浮かべる
- 本当に決められない問いだけ真ん中にする。全部真ん中にしない
- 考え込まず、最初に浮かんだほうを選ぶ
それでも結果がしっくりこないときは、日を変えてもう一度受けてみてください。2回とも同じだった軸は、あなたの安定した部分です。入れ替わった軸は、そもそも半々に近いところにいるのだと考えられます。
別の切り口から自分を見てみたい方には、行動の動機から9つに分けるエニアグラム診断や、仕事の場での動きかたを4つで見るDISC性格診断もあります。ひとつの結果に寄りかからず、いくつか重ねて眺めるくらいがちょうどよい距離感です。
この診断は、性格類型の考えかたを参考にしたモイ独自の16タイプ分類です。「MBTI」は関連団体の登録商標であり、本診断は公式の検査・認定・提携とは一切関係がありません。結果は医学的・心理学的な診断に代わるものではなく、自分を見つめ直すきっかけとしてお楽しみください。