占い
三つの波がそろうのは五十八年に一度です
バイオリズムの結果画面には、三本の波が重なって描かれています。上がったり下がったりしながら、それぞれ別のテンポで進んでいきます。
見ているうちに、こう思ったことはないでしょうか。三本が同時に一番上に来る日は、あるのだろうかと。

三つの長さは、たがいに割り切れません
三つの波の長さは決まっています。
| 波 | 長さ | 偶数か奇数か |
|---|---|---|
| 身体 | 23日 | 奇数 |
| 感情 | 28日 | 偶数 |
| 知性 | 33日 | 奇数 |
この三つの数には、ちょっとした性質があります。どの二つを取っても、共通の約数が1しかないのです。
23は素数。28は2と7で、33は3と11でできています。分解してみると、重なる数字がひとつもありません。
たがいに割り切れない数字どうしなので、そろって元にもどるまでにとても時間がかかります。
そろうのは21,252日後です
では、いつそろうのでしょうか。三つが同時に出発点にもどる日は、三つの長さの最小公倍数です。
さきほどの性質のおかげで、この計算はかけ算だけで済みます。23×28×33で、21,252日。
年に直すと、およそ58年2ヶ月です。
つまり生まれた日の状態にぴたりと戻るのは、58歳のとき。多くの人にとって、一生に一度きりの日ということになります。
二つずつなら、もう少し早くそろいます。
- 身体と感情 — 644日ごと(約1.8年)
- 身体と知性 — 759日ごと(約2.1年)
- 感情と知性 — 924日ごと(約2.5年)
二本そろう日ならときどき巡ってきますが、三本となると桁が変わってしまいます。
もし三つの長さのどれかが、ほかと共通の約数を持っていたら、この日はもっと早くやってきました。たとえば全部が偶数なら、少なくとも半分の日数で足ります。たがいに割り切れない三つだからこそ、これだけ間が空きます。

要注意日は、ぴったりゼロでなくてもかまいません
波がゼロを横切る日を「要注意日」と呼びます。ところが、ここに小さな問題があります。
感情の28日は偶数なので、ちょうど半分の日が整数になります。つまりカレンダーの日付とぴたりと重なります。
けれど身体と知性は奇数です。半分は11.5日目、16.5日目。どちらも一日のまんなかにあたってしまいます。
そこでこの診断は、値がちょうど0でなくても、100のうち12より内側にあれば要注意日として扱います。日付という単位でも取りこぼさないようにするための幅です。
| 波 | 1周期の日数 | 要注意日になる日数 |
|---|---|---|
| 身体 | 23日 | 1日 |
| 感情 | 28日 | 2日 |
| 知性 | 33日 | 3日 |
どの波も、一周のうち数日がここに入ります。上がりきる日と下がりきる日のあいだ、切りかわりの前後にあたる時期です。
同じことは、波のてっぺんにも言えます。いちばん高くなるのは、一周の四分の一が過ぎたところです。
- 身体 — 5.75日目
- 感情 — 7.0日目
- 知性 — 8.25日目
整数になるのは、やはり感情だけでした。28を4で割ると7。きれいに割り切れます。ほかの二つは、ここでも一日のとちゅうです。
グラフの上では線がなめらかにつながっていますが、私たちが見ているのは一日ごとの点にすぎません。本当の頂点や本当のゼロ点は、たいてい日付と日付のあいだにあります。
自分がいまどのあたりにいるのかは、簡単な割り算でわかります。かりに30歳の誕生日ちょうどだとすると、生まれてからおよそ10,957日です。
この日数を、それぞれの長さで割ってみます。
| 波 | 何周まわったか | 今は何日目か |
|---|---|---|
| 身体 | 476周 | 9日目 |
| 感情 | 391周 | 9日目 |
| 知性 | 332周 | 1日目 |
三つとも、まったく違う場所にいることがわかります。同じ日を生きていても、三本の波は別々の位置にある。これがそろわない理由を、数字のほうから見た姿です。
三つとも要注意日になる日
最後に、いちばん珍しい日を数えてみます。三つの波がそろって要注意日になる日は、どれくらいあるのでしょうか。
さきほどの21,252日をまるごと調べたところ、あてはまる日は6日でした。平均すると、およそ9.7年に一度の割合です。
ついでに、逆の日も数えてみました。三つの平均が高いほうへ振りきれる日は、同じ21,252日のうち3,010日。割合にすると14パーセントほどでした。
三本が同じ向きにそろうこと自体が、そもそも多くありません。たいていはどれかが上がっていて、どれかが下がっている。だから総合の数字は、まんなか寄りに落ち着きやすくなります。
もっとも、そういう日が来たからといって何か悪いことが起きると決まっているわけではありません。切りかわりが重なっている、というだけのことです。
むしろ知っておくと役に立つのは、その逆かもしれません。三つとも高い日は、思いきった予定を入れてみる。重なって低い日は、無理をしないで整える日にする。そういう目安として眺めるのが、いちばん気楽な付き合いかたです。
暦の周期をほかの角度から見てみたい方は、月の満ち欠けで見る月相占い(月の満ち欠け)や、太陽の通り道で区切る星座占いものぞいてみてください。同じ「めぐる」でも、数え方がずいぶん違います。
バイオリズムは科学的に証明された理論ではありません。体調や運勢を予測できるものではなく、一日の過ごし方を考えるきっかけとしてお楽しみいただくものです。体調に不安があるときは、生年月日ではなく、そのときの自分の状態を見て判断してください。