性格診断
右脳型・左脳型は、脳科学の定説ではありません
手の指を組んでみてください。そのまま、左右を入れかえて組みなおしてみます。
落ち着きません。指の長さが合っていないような、妙な感じがするはずです。

この癖は、本当に変わりません
腕組みでも同じです。胸の前で腕を組むと、いつも同じほうの腕が下にきます。意識して逆にすると、やはり落ち着かない。
ここまでは確かな話です。どちらを下にするかは人によって決まっていて、しかも簡単には変わりません。だからこの診断は、何度やっても同じ結果が出ます。気分や体調で答えがぶれる質問型の診断とは、そこが違います。
つまり「毎回ちがう結果が出るじゃないか」という不満が起きにくい診断です。そのぶん、結果が当たっているように感じられやすい、とも言えます。
でも「右脳型・左脳型」は、定説ではありません
ここからが正直に書いておきたいところです。
指の組み方が脳のどちら側の働きを表している、という考えは、脳科学で確かめられたものではありません。左右の脳に得意分野の偏りがあること自体は知られていますが、それは言語や空間認識といった個別の働きについての話で、「論理的な人」「感覚的な人」という性格の分類とは別のものです。
まして、手の組み方からその偏りが読み取れるという根拠は見つかっていません。この診断は、昔から言い伝えられてきた占いのような枠組みを、そのまま使っているものです。
整理すると、こうなります。
| 確かなこと | 確かでないこと | |
|---|---|---|
| 手の組み方 | 人ごとに決まっていて、変わりにくい | それが脳の働きを表しているかどうか |
| 脳の左右 | 働きに偏りがあること自体は知られている | その偏りが性格を二分するかどうか |
| 診断結果 | 同じ人なら毎回同じものが出る | 当たっているかどうか |
左の列だけを見ると、なかなかよくできた仕組みです。右の列を伏せて語ってしまうから、話がおかしくなるのだと思います。
それでも遊ぶ価値がないかというと、そうは思いません。当たっているかどうかを競うのではなく、自分の進め方を言葉にしてみる道具として使えばいいからです。
2つの質問で、4つに分かれます
この診断は指と腕、2つだけを聞きます。指の組み方を「受け取り方」、腕の組み方を「出し方」として扱い、左が下なら右脳、右が下なら左脳として組み合わせます。
| 指(受け取り方) | 腕(出し方) | タイプ |
|---|---|---|
| 左が下 | 左が下 | ひらめきの天才肌 |
| 左が下 | 右が下 | ひらめきを形にする企画家 |
| 右が下 | 左が下 | マイペースな隠れ個性派 |
| 右が下 | 右が下 | 論理と計画の完璧主義者 |
おもしろいのは、受け取り方と出し方が食い違う2つのタイプです。感じたことと、外に出すやり方がずれているので、まわりからは二面性があるように見られることがあります。本人にしてみれば、どちらも自分なのですが。

相性は、正反対どうしで見ています
結果には相性のいいタイプも出ます。組み合わせ方は単純で、受け取り方も出し方も両方とも逆になる相手です。
- ひらめきの天才肌 ↔ 論理と計画の完璧主義者
- ひらめきを形にする企画家 ↔ マイペースな隠れ個性派
自分にない進め方をする相手なので、役割を分けると噛み合いやすい、という考え方です。思いつきを出す人と、それを形にまとめる人。どちらか片方だけでは、なかなか前に進みません。
では同じタイプどうしが悪いのかというと、そうでもありません。話が早く進むかわりに、同じところでつまずきやすくなります。得意が重なるということは、苦手も重なるということです。
家族や友だちにも組んでもらうと、その場で比べられます。質問が2つしかないので、「ちょっと手を組んでみて」と言うだけで終わります。結果が分かれたときのほうが、たいてい話がはずみます。
結果の使いかた
出たタイプの説明を読んで、当たっていないと感じたら、その違和感のほうが役に立ちます。
「自分は計画を立てるほうだと思っていたのに、ひらめき型と出た」。そう感じたなら、計画を立てるのはそうしないと不安だからで、もともとの性分は別かもしれません。逆に、書いてあるとおりだと感じたなら、その進め方を無理に変えないほうが楽に働けます。
- 思いつきが先に出る人——まず形にしてくれる相手を探す
- 筋道から入る人——最初の案を出してくれる相手を探す
- 受け取りと出し方がずれている人——ずれをそのまま強みとして使う
もう少し細かく自分の型を知りたくなったら、16タイプ性格診断やエゴグラムのほうが質問数が多いぶん、細かく出ます。この診断は10秒で終わる手軽さが取り柄なので、話のきっかけとして使うのが合っています。
この右脳左脳診断はエンターテインメントです。指組み・腕組みの癖から脳の働きや性格を判定できるという考えは、脳科学で確立されたものではありません。医学的な検査や、能力・適性を判定するものではありませんので、結果は話題のひとつとしてお楽しみください。