モイmoy

占い

画数81種のうち、「大凶」はひとつもありません

姓名判断では、名前の画数を足して「格」をつくり、1から81までの数に当てはめて吉凶を読みます。天格・人格・地格・外格・総格——どの格も、最後はこの81種類のどれかに落ち着きます。

その81種類の吉凶を、モイの一覧表でぜんぶ数えてみました。すると、ひとつ気づくことがあります。「大凶」が、どこにもないのです。

木の盆の上で、たくさんの白いカードが高さの違う四つの山に分けて積まれている
山は4つだけ。5つめの山は、最初からありません。

内訳を数えると、いちばん多いのは凶でした

81種類の内訳は、こうなっています。

判定81種類のうち
大吉20約25%
15約19%
半吉13約16%
33約41%
大凶0

意外なのは、凶が33個で最多だということ。大吉と吉を合わせた35個と、ほぼ同じ勢力です。画数の世界は、思っているよりずっと厳しめにできています。

半吉は、良い流れと注意点が半々に同居する中間の席です。この13個があるおかげで、表は白か黒かの二択にならずにすんでいます。半吉まで明るい側に入れれば48個、およそ6割。厳しさと救いが、だいたい6対4で同居している表だと思ってください。

それでも「大凶」の席だけは、ゼロ。これは偶然ではありません。

「大凶」を置いていないのは、わざとです

じつはこの占いの内部には、大凶用の点数(32点)まで、ちゃんと用意されています。器はあるのに、81種類のどの数にも割り当てていない——つまり、最初から使わないと決めている席なのです。

理由は、名前という素材の性質にあります。生年月日と違って、名前は簡単には変えられません。変えられないものに「大凶」と最後通告をつきつけても、その人には打つ手がない。だからこの占いでは、いちばん厳しい判定でも「凶=気をつけたいサイン」で止めて、かならず補いかたをそえる作りにしています。

凶の数に当たったときに読んでほしいのは、判定の文字ではなく、そのとなりにある「どう補うか」のほうです。

それに、格は5つあります。とくに重く読むのは人格(主運)と総格(総合運)のふたつですが、かりにどこかの格が凶に当たっても、5つの格がそろって凶ということは、めったにありません。ひとつの数だけを見て一喜一憂しないのは、流派を問わず姓名判断の基本の作法です。

夕暮れの石畳の道に、小さなあかりがいくつも並んで、先のほうまでやわらかく照らしている
暗い数の話にも、あかりを置く。そういう設計です。

流派がちがえば、同じ名前でも数がちがいます

姓名判断で検索すると、同じ名前なのにサイトごとに結果が違う——という経験をした方は多いと思います。これは、どこかが間違っているというより、流派の違いです。

画数の数え方には、いまの字体で数える立場と、もとの旧字体に直して数える立場があります。「さんずい」を3画と数えるか、「水」の4画と数えるか。それだけで人格も総格も動き、たどり着く数が変わります。さらに、数ごとの吉凶の割り当ても、書物によって少しずつ違います。

たとえば「沢」という字。新字体では7画ですが、旧字体の「澤」に直すと16画です。名字にこの字を持つ人は、立場の違いだけで合計が9画も動くことになります。ひらがなやカタカナの名前も、かなをそのまま数える立場と、もとになった漢字に直して数える立場があり、ここでも結果は割れます。

ですから、サイトによって判定が割れたときは、「どちらが本当か」と悩むより、「そういう読み方の系統がある」と受け取るのがちょうどいい距離感です。モイの姓名判断も、数ある読み方のひとつとして楽しんでください。

81で、ひとまわりします

最後に、細かい話をひとつ。画数を足していって81を超えた場合、この世界では80を引いて、また最初から数えます。82は2と同じ席、90は10と同じ席。つまり81は「終わり」ではなく、ひとまわりして戻ってくる円の一周分なのです。

自分の名前がどの数に座っているかは、姓名判断に名前を入れるだけで、五格まとめて確かめられます。数のめぐりが気に入ったら、誕生日を一桁まで足していく数秘術や、生まれた日だけで見る誕生日占いも、同じ「数の遊び」の仲間です。

この姓名判断はエンターテインメントです。画数による吉凶は伝統的な考え方のひとつで、人生や運勢を科学的に判定するものではありません。記事中の数字の内訳は、モイの姓名判断が採用している一覧表にもとづくもので、流派や書物によって割り当ては異なります。

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