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50ミリ秒より速い記録は、出ないようになっています

反応速度テストで、こんな数字を見たことはないと思います。30ミリ秒、あるいは10ミリ秒

出ないようになっているからです。このテストには50ミリ秒という下限があり、それより速い記録は、そこで止められます。

暗がりのなかで、一輪の花がほのかに光っている
合図が見えてから、指が動くまで。

50ミリ秒より速いのは、人ではありません

なぜ止めるのか。届かない速さだからです。

色が変わる。その光が目に入る。神経を通って脳に届く。「今だ」と判断する。指に命令が下りる。筋肉が動く。この一連の道のりに、人はどうしても100ミリ秒前後かかります。

だから50ミリ秒を下回る記録が出たとしたら、それは速かったのではなく、色が変わる前に押していたということです。

予測して先に押す、いわゆるフライングですね。その値をそのまま記録にしてしまうと、まじめに測っている人の数字と並ばなくなります。そこで50ミリ秒で受け止める作りになっています。

上のほうにも同じ仕組みがあります。2000ミリ秒——つまり2秒を超えると、そこで止まります。よそ見をしていた1回で、平均がとんでもないことにならないようにです。

画面が、勝手に少しだけ遅らせています

同じ人が同じ指で押しても、端末によって数字が変わります。理由のひとつは、画面の書きかえの速さです。

よくある60ヘルツの画面は、1秒間に60回、絵を描きかえています。1枚あたり16.7ミリ秒。

ここが大事なところで、色が変わったという情報は、次の書きかえが来るまで映りません。変わったのが書きかえ直後なら、まるまる1枚ぶん待つことになります。

画面1枚の時間平均でのっかる遅れ
60ヘルツ16.7ミリ秒約8.3ミリ秒
120ヘルツ8.3ミリ秒約4.2ミリ秒

60ヘルツと120ヘルツで、平均すると4.2ミリ秒ほどの差になります。指の速さではなく、画面の都合で生まれる差です。

これは押したあと側にもあります。タップを受けとって処理するまでにも、わずかな間があります。だから比べるときは、同じ端末・同じ画面でというのがいちばん確かです。

等級の幅は、画面3枚ぶんです

等級の区切りかたも見ておきましょう。

等級範囲
超人的な反射神経150ミリ秒未満
かなり速い150〜199ミリ秒
平均より速い200〜249ミリ秒
平均的なスピード250〜299ミリ秒
少しゆっくりめ300〜399ミリ秒
これから磨いていこう400ミリ秒以上

上の4つは、どれも50ミリ秒ずつの幅です。そして先ほどの計算を思い出してください。

50ミリ秒は、60ヘルツの画面でちょうど3枚ぶん

まばたきより短い時間で、等級がひとつ変わるということです。逆にいえば、画面の違いだけで等級がひっくり返ることは、まずありません。4.2ミリ秒では、50ミリ秒の壁は越えられないからです。

じつは、1回ごとに出るひとことも、ほぼ同じ線で切り替わっています。

1回の記録ひとこと
150ミリ秒未満稲妻のような速さ!
150〜199ミリ秒速い!
200〜249ミリ秒いいね!
250〜299ミリ秒ナイス
300〜399ミリ秒もう少し速く!
400ミリ秒以上ファイト!

つまり、5回のあいだに出るひとことを並べていくと、そのまま自分の等級のあたりが見えているということです。同じ言葉が続けば安定していて、行ったり来たりしていれば波がある。

平均が250ミリ秒あたりで、ちょうど真ん中。そこから上下に区切りが並んでいます。

順位の目安も、いくつかの節をつないだ線で出しています。

  • 150ミリ秒 — 上位2パーセントあたり
  • 250ミリ秒 — 上位50パーセントあたり
  • 350ミリ秒 — 上位92パーセントあたり

なお、遅いほうの表示は上位99パーセントで止まります。それより下は、まとめて同じ扱いです。これは実際の利用者を数えたものではなく、一般的な目安からつくった推計なので、順位そのものを気にしすぎないでください。

砂時計の砂が、細い筋になって落ちている
5回ぶんが、ならされて1つの数字になります。

1回の失敗は、5分の1しか効きません

このテストは5回はかって、その平均を記録にします。この「平均」という作りには、知っておくと気が楽になる性質があります。

5回のうち1回だけ大きく遅れたとします。その遅れは、平均には5分の1しか響きません。

  • 1回が100ミリ秒遅れる → 平均は20ミリ秒だけ悪くなる
  • 等級をひとつ落とすには、1回で250ミリ秒も遅れる必要がある

よそ見や手すべりが1回あっても、記録はそこまで崩れないということです。最後まで続けたほうが、たいてい結果はよくなります。

ただし、これは裏返しでもあります。平均を縮めたいなら、1回だけ会心の反応をしても足りません。5回ぜんぶを少しずつ速くするほうが効きます。

だから結果画面には、平均とは別にいちばん速かった回いちばん遅かった回も出ます。この2つの開きが小さいほど、安定して速いということ。平均だけを見るより、自分の状態がよくわかります。

集中の続きかたそのものを試したいなら、指の速さをはかる連打テストや、動いているものを見分ける動体視力テストもあります。同じ「速さ」でも、はかっている場所がそれぞれ違います。

この反応速度テストはエンターテインメントです。端末・画面の書きかえ速度・通信や処理の遅れ・そのときの体調や集中によって結果は大きく変わります。医学的な検査や、神経の働きを測るものではありません。表示される順位の目安も、当サイト独自の推計であり、実際の利用者統計に基づく正式な順位ではありません。

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