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占い

相手から見たあなたは、別の名前の相性になります

宿曜占星術で相性を見ると、「安壊(あんね)」「危成(きせい)」といった言葉が出てきます。縁が強い、刺激的——そんな説明とともに。

ここで、あまり語られないことがあります。相手から見たあなたは、別の名前になっているのです。

静かな水面に、木がさかさまに映っている
同じ一組でも、どちら側から見るかで呼び名が変わります。

「三九」は、27を9ずつ3つに切ることです

まず、名前の由来から。相性を見るやりかたを「三九の秘法」と呼びます。この三と九が、そのまま仕組みになっています。

自分の本命宿を命として、そこから数えて9番目を業、18番目を胎と置きます。9ずつ3つの起点。3かける9で、ちょうど27です。

そして、それぞれの起点から先に、8つの名前が同じ順で並びます。

栄・衰・安・危・成・壊・友・親——この8つが、3回くり返されます。

だから同じ「栄」でも、1つめの組にあるか3つめの組にあるかで手ざわりが変わります。それを近・中・遠の距離で呼び分けているわけです。

名前近距離中距離遠距離
1番目10番目19番目
2番目11番目20番目
3番目12番目21番目
4番目13番目22番目
5番目14番目23番目
6番目15番目24番目
7番目16番目25番目
8番目17番目26番目

縦に見ると8つの名前、横に見ると3つの距離。この表に命・業・胎の3つを足すと、ちょうど27宿がうまります。

行きと帰りで、名前が入れかわります

ここからが本題です。相手が自分から数えて何番目にいるかで名前が決まる——ということは、相手から数えると番号が変わります。

たとえば相手が3番目にいるとします。あなたから見た相手は近距離の安

では相手から見たあなたは何番目でしょうか。27引く3で24番目。つまり遠距離の壊になります。

あなたから見た相手相手から見たあなた

きれいに向かい合っているのがわかります。栄と親、安と壊。命だけは、どちらから見ても命のままです。

よく「安壊は運命的」と言われますが、ふたりが同時に安になることはありません。片方が安なら、もう片方は壊。そういう組み合わせです。

近い・遠いも、ひっくり返ります

入れかわるのは名前だけではありません。距離も逆になります。

さきほどの例では、あなたから見て近距離、相手から見ると遠距離でした。近くにいると感じている側と、遠くにいると感じている側がいる、ということです。

  • あなた → 相手 … 近距離の安
  • 相手 → あなた … 遠距離の壊

これは、ふだんの人づきあいでも心あたりがあるかもしれません。こちらは近い相手だと思っているのに、向こうはそこまででもなさそうだ、というあれです。

ただし、命・業・胎の3つには距離がつきません。起点そのものだからです。業と胎は、たがいに相手を指しあう関係になります。

大事なのは、名前が変わっても分類は変わらないということです。安も壊も、まとめれば同じ「安壊」。ふたりの縁の質そのものは、どちらから見ても同じものを指しています。

かごに、小さな木の実がたくさん入っている
27のうち、6つずつが同じ分類に入ります。

27宿の内訳を数えてみます

最後に、どの分類が何宿ぶんあるのかを見ておきます。

分類ふくまれる名前宿の数
栄親栄・親6宿
1宿
業胎業・胎2宿
友衰友・衰6宿
危成危・成6宿
安壊安・壊6宿

まん中の列を見てください。さきほどの入れかわりの表と、そっくり同じ組み合わせです。

6つの分類は、行きと帰りの一組をそのまま束ねたものでした。

名前は向きで変わるけれど、束ねてしまえば同じ。だから「ふたりの相性は何ですか」と聞かれたときに答えられるのは、名前ではなく分類のほうなのです。

命は自分ひとりぶんなので1宿。業と胎で2宿。残りの4つの分類が、きれいに6宿ずつ分け合っています。

ここで、さきほどの「運命的」に戻ります。

安壊にあたるのは6宿。27のうち6ですから、およそ22パーセント。4人か5人に1人の割合です。

けっして珍しい縁ではありません。むしろ、身のまわりに何人もいる関係です。

だからこそ、この分類を「当たり外れ」として受け取らないほうがいいと思います。6宿ぶんもある関係に、決まった結末があるはずもありません。

ひとつだけ、行きと帰りで完全に同じになる関係があります。命です。相手が自分と同じ本命宿だったときですね。

このときだけは、見えている景色がおたがい同じになります。27分の1の巡り合わせですが、似すぎていて気づきにくい、とも言われます。

役に立つのは、名前が入れかわるという事実のほうです。自分にとって刺激的な相手は、相手にとっては別の意味を持っているかもしれない。そう思えるだけで、向き合いかたは少し変わります。

同じ生年月日から縁を読む占いは、ほかにもあります。二人の生年月日を並べる生年月日相性占いや、九つの星で見る九星気学(本命星)占いも、それぞれ別の切り口で関係を見ています。

宿曜占星術は千年以上の歴史をもつ伝統的な占いで、エンターテインメントとしてお楽しみいただくものです。生年月日と性格・相性・運勢の関連に、科学的な根拠は確認されていません。また宿曜占星術には複数の流派があり、本命宿の算出方法や相性の解釈は流派によって異なります。唯一の正解ではなく、複数の見方のひとつとしてご覧ください。

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